アルファ波とは
アルファ波とは、人間がただ生きていだけで生じている約10Hz程度の脳波のことです。 振幅が大変大きく測定を行いやすいです。 アルファ波は安静にしているときに増大します。 何かに集中すると脳波の周波数は高くなり、それはベータ波と呼ばれます。 眠っているときには周波数はおだやかになり、そのときの脳波はデルタ波やシータ波と呼ばれます。
アルファ波のピーク周波数は人によって異なります。 8Hz程度の人から11Hz程度の人まで様々です。
ある脳波の研究者は、性格の荒い人ほどアルファ波のピーク周波数が高く、性格の落ち着いている人ほどそれが低い傾向があるといっていました。
正式な論文にしたわけではありませんが、何百人という被験者の脳波を測定してきた人が経験的に感じていることだそうです。
アルファ波の測定方法
被験者はゆったりとした椅子に腰かけるか、ベッドの上で横になるかして安静な状態を保ちます。 室内は暗くします。 被験者の準備ができて、脳波の振幅が落ち着いているのを確認してから計測をスタートさせます。 測定時間は30〜60秒程度でよいでしょう。
瞬きは、大きなアーチファクトとなりますので、目を瞑って測定をする方法もあります。 測定した脳波をフーリエ変換してみると、約10Hz程度のあたりに大きなピークをもつことがわかると思います。
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アルファ波を増大させるには
アルファ波を増大させる最適な方法は、目を瞑ってリラックスした体勢をとることです。
しかし、眠ってしてはいけません。眠ってしまうと、アルファ波はおさえられ、シータ波などが強くなるからです。 眠らない程度にぼーっとして緊張をほぐしましょう。
そうすることで、アルファ波は確実に増大します。
アルファ波の出るCDなどは、決してCDからアルファ波がでるわけではありません。 CDを聴くことで心がリラックスして、その結果としてアルファ波が増大するのです。 そこを勘違いしないようにしましょう。